Mark 5HD 2-10x30 M5C3 FFP TMR
型番:179702
「Mark 5HD 2-10x30mm」は、軍用の伝統を受け継ぎつつ進化した最新のライフルスコープです。
元々はMK12 SPR(特殊用途ライフル)に使用されていたスコープをベースにしており、
戦術用カービンの可能性を広げるよう設計されています。
エレベーション(高さ)調整用のタレットには、0.1ミル刻みで30ミルの調整が可能な三回転ダイヤルが搭載されており、
特許取得済みの「ZeroLock」機能でダイヤルがずれないように固定されます。
このスコープは非常に堅牢でありながら、軽量で精密な性能を備えています。
2-10倍の倍率とサイドフォーカス(横側のピント調整)により、近距離の戦闘でも遠距離のターゲット識別でも使いやすい設計です。
調整可能なパララックス:サイドフォーカス(スコープ側面でパララックス調整が可能)
BDCダイヤル付属:なし
デイライトブライト照明:なし(昼光用の明るい照明機能はなし)
カスタムダイヤルシステム(CDS):非対応
エレベーション調整タイプ:M5C3
電子レティクルレベル:なし
ガードイオンレンズコーティング:なし
照明機能:なし
ロッキングダイヤル:あり(設定がずれないようロック機能付き)
倍率タイプ:可変
モーションセンサー技術(MST):なし
ナイトビジョン対応照明:なし
回転インジケーター:あり
レティクル:TMR(Tactical Milling Reticle)
リゼロタイプ:セットスクリュー式(ゼロ位置を調整するためのネジ)
レティクルタイプ:ファーストフォーカルプレーン(倍率に関係なく目盛りのスケールが変わらない)
調整可能な対物レンズ:なし
風力調整タイプ:キャップ付き(風力調整ダイヤルに保護カバーあり)
重量:24オンス(約680グラム)
A (全長):28.45 cm
B (全取付スペース):14.99 cm
C (前部取付スペース):4.32 cm
D (後部取付スペース):5.08 cm
E (接眼レンズの長さ):8.38 cm
F (対物レンズの長さ):5.08 cm
G (対物レンズの直径):4.06 cm
H (接眼レンズの直径):4.57 cm
K (メインチューブの直径):3.5 cm
調整機能
エレベーション調整(クリックごと):0.1ミル(MIL)単位
エレベーション調整範囲:165 MOA、48 MIL、480 cm(100メートルでの高さ調整範囲)
1回転あたりのエレベーション調整量:10.5 MIL
エレベーションダイヤルの最大調整範囲:30 MIL
風力調整(クリックごと):0.1ミル(MIL)
風力調整範囲:80 MOA、23 MIL、230 cm(100メートルでの横方向調整範囲)
1回転あたりの風力調整量:10 MIL
光学性能
最大倍率:10倍
最小倍率:2倍
対物レンズ直径:30 mm
低倍率での視界(100ヤードでの視野幅):52.9フィート(約16.1メートル)
高倍率での視界(100ヤードでの視野幅):10.5フィート(約3.2メートル)
低倍率での視野角:10度
高倍率での視野角:2度
アイレリーフ(低倍率):3.6インチ(約9.1cm)
アイレリーフ(高倍率):3.7インチ(約9.4cm)
パララックスフリーの最短距離:40ヤード(約36.6メートル)
・5:1 Zoom Ratio
幅広いズーム範囲を持ち、低倍率から高倍率まで柔軟に対応可能で、近距離と遠距離の両方で活用しやすい
・Professional-Grade Optical System
優れた光透過率と解像度を提供し、厳しい照明条件でもクリアな視界を確保。プロの使用にも耐える高品質な光学性能
・First Focal Plane
倍率に関係なくレティクルの目盛りスケールが一定に保たれるため、距離測定や補正が便利
・Custom BDC Dial Compatible
カスタムBDCダイヤルに対応しており、ユーザーの好みに応じた調整が可能
・Lightweight Aluminum Housing
軽量なアルミニウム製ハウジングで、頑丈ながらも持ち運びがしやすい設計
・Zero Lock Dial
誤ってダイヤルが動かないようにロックできる機能で、設定がずれるのを防止
・Zero Stop
調整後にゼロ位置に正確に戻せる機能で、操作がスムーズ
・Side Focus
スコープの側面でピント調整ができ、さまざまな距離にすばやく焦点を合わせられる
・Removeable Throw Lever
素早く倍率を調整できるスローレバーが取り外し可能で、使いやすさを向上
・Waterproof, Fogproof, & Shockproof
過酷な環境にも対応できる防水・防曇・耐衝撃性能
Leupoldのプロフェッショナルグレード光学システムに基づいて設計されたMark 5HDは、
厳しい照明条件でも卓越した光透過率を提供します。
業界トップの防眩機能により、強い直射光の中でもクリアな視界が確保でき、解像度と鮮明さはプロのガイドや射撃手の要求に応えます。
使いやすさを重視した設計で、クリック調整が触覚的かつ聴覚的に確認でき、大きな数字表示と高速スローレバーにより、精確な射撃がより速く行えます。
独自の機能性、耐久性、プロフェッショナルグレードの光学性能により、
Mark 5HDはあらゆるチャレンジに対応可能です。
100%防水・防曇仕様で、すべてのLeupold®ライフルスコープ同様、
アメリカで設計・製造・組み立が行われています。
FFP(First Focal Plane、ファーストフォーカルプレーン)は、
スコープのレティクル(照準線)がスコープの前方焦点面に配置されていることを指します。
倍率によるスケールの変化がない、高倍率でも低倍率でも同じ使い勝手等がメリットです。
TMRの特徴
・ハッシュマークを採用
TMRはドットではなくハッシュマーク(短い線)を使用しており、これにより距離測定やホールドオーバー(弾道補正)がさらに正確になります。
・風と弾道の補正が可能
横方向と縦方向に目盛りが入っているため、風による弾道の横ブレや、重力による弾道落下の補正が可能です。
・1 MILの目安
1 MIL(ミル)は100ヤード(約91.4メートル)で約3.6インチ(約9.1cm)に相当し、この単位を利用して射撃の補正を行います。
・目盛りの間隔
ハッシュマークは中央付近で0.5 MILごと、外周に近づくにつれ0.2 MIL間隔で配置されています。この細かな間隔により、精密な狙撃が可能になります。
・口径に依存しない
TMRレティクルは特定の銃弾の口径に依存せず、さまざまな口径の弾薬に対応します。
・前方焦点面(ファーストフォーカルプレーン)
レティクルは前方焦点面に配置されており、倍率を変更しても目盛りのスケールが変わらないため、距離や補正の精度が常に一定に保たれます。
・軍用標準
このMILベースのシステムは現在、軍事用途で標準的に採用されており、プロの射撃手や狙撃手に広く利用されています。
TMRレティクルは精密射撃において、特に距離測定や弾道補正が重要なシーンで役立つ設計となっています。